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アメリカPGAツアーのリバイバル ポスト タイガー ウッズ

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2017-12-28

1980年代のPGAツアーでヤング ライオンズと呼ばれるグループが出現した。

ニクラウスを筆頭とするジョニー ミラーやベン クレンショー,カーテイス ストレンジ, ラニー ワドキンス等ブロンドの若きプレイヤーたちである。

ヤングアメリカンの彼らがライダーカップで欧州勢に対して優位にたった最後のグループでありその後欧州の若き俊英、バレステロス、ファルド,ウーズナム、ランガー等の台頭によってヨーロピアンに圧倒されて以来ライダーカップは10年以上おもに欧州にとどまることになる。
さらにその後欧州のプレイヤーに加えて豪州のグレッグ ノーマン、フィジーのVJ シン、南アフリカのアーニー エルス等がワールド ランキングのトップを占めUS PGAツアーでありながら米国人選手たちはわき役に甘んじることとなった。

事実90年代にグレッグ ノーマンがPGAツアーと別途にエリートツアーを提唱したことがある。これはマコーマック氏のアイデアによって生まれたビッグ スリー(パーマー、ニクラウス、プレイヤー)を下敷きにしたものでありランキングトップ10の選手によるリーグ戦の実現を図ったものであるがさすがPGAツアー当局の拒絶によって立ち消えとなった。ただこのノーマンの策動は当時の米国人選手の低迷を如実に表している。

この状況を電撃的に打破したのがヤング ライオンならぬヤング タイガー ウッズであり彼は文字通りPGAツアーの若き救世主となりプロゴルフの人気を一気に回復せしめると同時に次世代のプレイヤーのロールモデルとなったのである。
彼の戦績は過去ツアーを君臨した名手たち、ベン ホーガン、パーマー、ニクラウスをはるかに凌ぎ、21世紀に入った10年間は文字通りタイガー対他の全選手の様相を呈した。ただ彼一人舞台はやはりリスクがあり彼の予想外の私生活の破たんとその後の低迷により明らかに再びPGAツアーは活気を失うこととなった。
また彼の退場に代わって登場したトッププレイヤーはロリー マキロイ,ジエイソン デイ、ヘンリック ステンソンでありいずれも非米国人でありミケルソン頼みの米国勢不振の傾向が顕著であった。。
この様相を一変させたのがジョーダン スピースやジャスステイン トーマス、ブルックス ケプカ、リッキー ファウラー等のNCAA出身の米国青年たちである。

少年時代からレベルの高い試合の経験を十分に積み下積み期間を経ずにいきなりトッププレイヤーとなった彼らを中心に日本の松山、スペインのラーム等20代前半の才能豊かな選手たちの熾烈な戦いは新たに迫力を吹き込み、完全にPGAツアーのタイガー依存体質の脱却を可能にしたようである。

参考のため2017年の最終ワールド ランキングは下記のとおりである。

1、 Dustin Johnson   (USA)
2、 Jordan Spieth   (USA)
3、 Justin Thomas   (USA)
4、 John Rahm       (Spain)
5、 Hideki Matsuyama (Japan)
6、 Justin Rose     (UK)
7、 Rickie Fowler    (USA)
8、 Brooks Koepka  (USA)
9、 Henrik Stenson   (Sweden)
10、Sergio Garcia   (Spain)
11、Rory Maclroy  (N. Ireland)
13、Jason Day    (Australia)

一時ワールドランクのトップに位したマキロイやデイが米国勢によって早くもベストテンをはずれている。
この意味からも松山選手もここ数年の旬のうちに少なくともメイジャーの一つは取っておかないと手遅れになりかねない。